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2022.09.29

医療基金・シナールプランギ

シナールプランギは、1989年4月14日に設立され、人種、宗教、言語、およびその他の社会的背景を区別せず、医療(健康)に従事する非営利の財団です。施設内にはクリニック、手術前後の宿泊施設、リハビリ施設、孤児院、障がい者の働ける工房等があります。有料老人ホームもあります。

医療活動としては、困窮した家庭の身体障害児の手術やリハビリなどを行っています。

また孤児の子どもたちや扶養能力のない家庭の子どもたちを養育し教育を与え、子どもたちが将来社会で自立出来る様、支援しています。J2netでは活動開始当初より連携を持ち、手術代の寄付や手芸品の販売をしています。

シナールプランギの中心であるオランダ出身のシスターアンドレは、当初フランシスコ会のイエスとマリアの聖心会(FCJM)の活動について周りに全く理解されず、道のりは非常に困難なことが多くあったと仰っていました。その後徐々に口コミで広まった活動により、患者はアチェからパプアまで、全国各地から来ているそうです。 支援を募る宣伝などをされているかお聞きしたところ、必要なお金は、神(Lord)のお導きにより入って来ると仰っていました。

インドネシアの国籍を取得されたシスターアンドレは、本来インドネシアの支援はインドネシア人がしなければならないと仰っていた言葉が印象的でした。

どんな困難にも屈せず、信念を持って活動を続けているシスターアンドレは今でもパプア、マラン等の奥地の孤児院などを訪れ、精力的に活動されています。(2020年zakka plangi 活動報告より)

この3年コロナ禍でジャカルタでの活動がままならなくなり、関係団体に日本から直接お声をおかけして、障害児教育のヌルアバディ、ストリートチルドレン(anak jalanan)を中心とした貧困者への支線施設KDMなどに支援を行ってきました。ようやく、ジャカルタでの活動も少しずつ戻り始め、今回はシナールプランギに状況をお尋ねし、医療支援を行うことになりました。下の4人の子どもたちに手術代を寄付しました。さらに、孤児院もあるため、学習用のパソコンも支援しました。

支援金は手術代4人分でRp102,000,000、学習用PC3台Rp19,500,000、合計Rp121,000,000日本円で1,150,000円です。9月7日にJ2ジャカルタから振り込んでいただきました。インドネシア料理本の売り上げ、新古さんのカレンダー売り上げ、絵本翻訳gado-gado等のご寄付を利用しました。

引き続き、医療基金へのご協力をお願いいたします!

名前 : RAJUMI TINAMBUNAN
(ラジュミ・ティナンブナン)
性別 : 男性
年齢 : 2歳3ヶ月
住所 : Bekasi  
病気・障害の診断:口唇裂(唇裂)
コスト:Rp. 17,000,000,-(170,000円)
その他の情報: 患者の状態が整い、
手術できるようになるのを待っています。

名前 : AZNAN LILO (アズナン リロ)

性別:男性 
年齢:6歳4ヶ月
住所 : Tangerang – BANTEN 
病気・障害の診断 : 先天性内反足―足が内側に曲がる (CTEV)
手術コストと石膏鋳造コスト:
Rp. 45,000,000,-(450,000円)
その他の情報: 手術の前に、石膏ギプスをつけて足首を固定します。

ギブスでの矯正固定と手術を行います。この治療は何回かに分けて行う予定です。

3.名前:ALDI SEPIANTO (アルディ・セピアント)
性別 :男性
年齢 :15歳
住所 : 西カリマンタン州シンタン
病気・障害の診断:脊髄損傷(腰椎骨折+神経圧迫)
コスト : Rp. 20,000,000,以上(200,000円)
学歴:小学校卒業
その他の情報: アルディは 2017 年にドリアンの木から落ちました。

以前、カリマンタンで手術を受けました。
現在の状態は車椅子を使い、他の人の助けが必要です。

足は収縮し、しびれています。もう少しの改善治療が必要です。

4.名前:AFRIZAL(アフリザル)
性別:男性
年齢:10歳
住所 : 南東スラウェシ州バウバウ
疾患・障害の診断:髄膜瘤
コスト : Rp. 20,000,000, (200,000円)
その他の情報: アフリザルは脳に髄膜瘤があります。

脳に溜まり脳を圧迫する体液を取り除くために、頭から腹腔へ流すシャント手術を行う必要があります。

2022.09.15

コロナ禍でのインドネシア旅行

 2013年に本帰国後、毎年訪れていたインドネシア。コロナ流行により2019年の渡航を最後に中断していました。今回、隔離規制がなくなった為、3年ぶりのインドネシア旅行を計画する事にしました。ジャカルタ市内へは5.6年ぶりの滞在となりました。
 今回、ジャカルタで何かJ2の活動に参加したいと考えていましたが、このコロナ禍で活動は休止しており、また、お盆時期もあり、メンバーは日本に一時帰国していた事も相まって、残念ながら施設訪問など出来ませんでした。
 それでも、雑貨プランギ、J2netジャカルタの方々とお会いして、現状を伺ったり、新しくできたモールでバティック作家の伊藤ふさ美さんの着物関連の展示設営をお手伝いされた話を伺う事ができました。タイミングよく、私もその素晴らしい着物バティックを拝見する事ができ目の保養となりました。
 その際に、コロナ禍のためジャカルタで販売の機会を失った雑貨プランギの商品を持ち帰りました。こちらは、10月に日本で開催される日本最大級の国際協力イベント グローバルフェスタ2022で販売する予定です。
 ジャカルタではモールや店内は全員マスク着用していました。建物内に入る際はインドネシア政府指定のPeduliLindungiのアプリをインストールしワクチン接種のデータを紐付けておかないと、入館はできない事になっていますが、ここはインドネシア。ワクチン接種が紐づいてなくても入れてしまいました。(笑)
 旅の後半は、ロンボク島、グデ島に行きました。ここでは、ブルーバードタクシーのドライバー以外は、ホテルのスタッフを含め誰もマスクをしていませんでしたが、オープンエアのリゾート地ですし、ノーマスクも納得できます。ただ、悲しい事に、賑わっていたロンボクの繁華街はかなり閉店して荒れ果てていました。
 2018年の地震から観光客が遠のき更にコロナが追い討ちをかけた影響かも知れません。アジア人観光客は一人もあわず、欧米人しかいないのを考えると、旅行が日常になるにはもう少し時間が必要だと思いました。
 かっこいいビルやアパートができ、地下鉄も整備され、アプリやネットショッピングで用を足せ、日本よりネット環境が整備されキャッシュレス可も進み、さらに住みやすいジャカルタになっていましたが、10年前と何も変わらず貧富の差は激しいままです。でも、それがジャカルタという街なのだと思いました。
インドネシアの島々や海は美しく、人々は優しく愉快で、イスラム教のアザーンが空に響き渡り、食べ物が美味しくて、素晴らしい時間を過ごすことがでしました。
 滞在中にコロナに感染しない様にと常にどこか緊張し続けた旅行だったので、以前の様に一日も早く海外への往来が自由になる日を願ってやみません。またエネルギーが満ち溢れるインドネシアに訪れたいです。

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