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2016.08.04

ティムチュリタ 人形劇グループ 活動報告

 邦人の方も多く住む、Cilandakの地域、多くの方が利用しているモールCITOSからそう遠くない場所に、ごみ集積場があることをご存知の方は、ほとんどいないと思います。

 昨年、栗コーダーカルテット&フレンズのコンサートイベントがジャカルタで行われました。

メンバーの中にいらした音楽グループ元「たま」の知久寿焼さんと知り合ったことで、そのことを知りました。

知久さんはインドネシアを知ってから、数年に渡りご自身の趣味・本職?である昆虫の研究のためもあり、何度もインドネシアを訪れています。

 昨年お会いした時、ある学校を紹介されました。

先ほどのごみ集積所に設置された竹で出来た粗末な校舎の学校です。

学校を運営しているのは、邦人住民も多いすぐ近くの住宅地に住むイブ・リア。

15年に渡ってボランテイアで子どもたちの指導を行ってきています。

生徒たちはゴミ集積所に住む子どもたちです。

 子どもたちに音楽の楽しさを知って欲しいと、アンクロンなどの楽器も教えています。

知久さんは来るたびに子どもたちとギターで一緒に演奏をすることを楽しみの一つにしているそうです。

 J2ネットも今後何かの形で、支援して行く事は出来ないか考えています。

今年初めイブに会いたいと思い、知久さんに連絡を取り様子を聞きました。

 そしたら昨年10月に火事に遭ってしまい、学校も住居も燃えてしまったとのこと。

そして、その後「この土地は国有地につき、立入禁止」の看板がかかっていたとのこと。

幸い怪我人などはいなかったようですが、追い出しに遭ってしまったのでしょう。

悲しいことです。

 ともかく、子どもたちのことが心配でイブに連絡を取り、会いました。

子どもたちは二人はやめてしまったが、それ以外の子どもは、イブの家で勉強を続けていると聞きホッとしました。

今後、子どもたちのためにできることがあれば、協力することを約束して強いイヴの意思に感動し頼もしく、子どもたちのために心強く思いました。

 その後、数回アンクロンの演奏日に遊びに出かけたり、一緒にリコーダーを演奏したりしていました。

 J2ネットのメンバーたちも関心を持ち、6月にはティムチュリタの人形劇グループが出かけました。(Hori)

 

 623日、イヴ・リアの自宅で、ティムチュリの公演を行いました。

子供達のキラキラの瞳の前に、メンバーはテンションが上がります。

 今回は、日本から遊びに来たというメンバーの友人も交えて、総勢約15名で行きました。

 まず最初はチムチュリのオリジナルソング「Ayo kita pergi」。

そして「バングンパギ」「チチャック」など、インドネシアの歌や手遊びなどが続きます。

お次はクイズも交えた日本のお話「誰が誰かと思ったら」。

もちろん、インドネシア語に訳して行われます。

そして次は、ワヤンを使ったインドネシアのお話「ikan」。

このお話はインドネシアではポピュラーなお話らしくて、それをチムチュで少しアレンジしました。

ワヤンは、ワラで出来ており、メンバーの一人がたまたま観た「ワヤン・ルンプット(草で出来たワヤン)」のこのお話を演じられたのを見たことがきっかけでした。

是非手ィムチュリタでも演じられたら良いのに!という思いから、ソロのJ2ネット関連施設を訪ねた際、その作り手を訪ね、製作を依頼した本格的な作りです。

 子供達はすっかりお話の世界に見入ってくれました。

そしてまたまた歌の時間。

インドネシアの子供達にも大人気のドラえもんソング。

メンバーが、着ぐるみを着てドラえもんに扮して登場した瞬間、会場は大盛り上がり!!

子供達も大きな声で一緒に歌ってくれました。

 そして、最後は「6匹のうさぎ」。

お話の最後のシャボン玉の演出では、会場から大きな拍手が沸き起こりました。

そしてエンディングは「さようなら」インドネシア語の歌ですが、タイトルは日本語です。

いつも公演の最後で歌います。

すべての演目が終わり、片付けを始めようとしたら、なんと!!

会場の子供達がお礼にダンスを踊ってくれるというではありませんか?!なんと嬉しいサプライズ!

「ドレミの歌」にあわせて子供達が一生懸命踊ってくれました。彼らのリズム感はとにかく抜群!

ダンスも上手い!!最初は見ていただけのメンバーでしたがいつの間にか一緒になって踊りました。

 子供達もメンバーも会場がひとつになりました。

そしてそして、ダンスが終わると、先生の1人が、お礼の演奏と言って、竹の縦笛での演奏を披露してくださいました。

お礼のダンスや音楽にメンバー一同、大感動!

最後はお決まりの写真撮影でこの日の公演は終わりました。

  チムチュリの公演は、演じているメンバーがいつも元気をもらって帰ってきます。

毎回の新しい出会い、訪問する先々での一期一会に感謝です。(荻野)



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