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2021.02.11

日本インドネシア協会月刊誌より

 《日本インドネシア協会月刊誌より》

〇おかげさまで20年
1999年にジャカルタ・ジャパン・ネットワーク(J2net) を始めて20年になりました。帯同家族としてジャカルタに住む日本人婦人が中心となって、現地向けの支援、インドネシアの困難な状況に暮らす子ども達を支援することを目的に活動を進めてきました。
当時は1998年の暴動後で日本人の現地支援ボランティアグループが増え始め、私たちも情報交換をするために現地支援ネットワークを作ることにしました。現地の人々にとって私たちは外国人なので、多くの現地団体と連携を作りながら活動を広げました。ソロやバンドン、プンチャックへ、みんなでワイワイ楽しみながら訪問し活動を広げました。訪問した先の皆さんとは、今でも心から楽しく交流をさせていただいています。J2netの活動は、決してインドネシアの子ども達のためだけでなく、参加する日本人メンバーにも活力をくれるもので、不安定な海外生活の現地との垣根を取り払ってくれるものでした。「できることをできる範囲で」をモットーに、専門家ではなく、同じ地球に生きる市民としての国際交流と考えています。
この間、インドネシアの方と結婚し現地に住んでいる方々もメンバーとなってくれました。そして、転勤にもめげず多くの方々が参加し、現在まで続いています。2001年には本帰国したメンバーで日本での活動も始めました。
〇コロナ禍の活動
今年は新型コロナウイルス(covid-19)感染問題で世界中が混乱しています。外出制限や学校閉鎖などがあり、経済にも大きな影響が出ています。インドネシアも例外ではありません。4月早々に連携先である「ストリートチルドレン保護施設KDM」から、スンバコ配布への協力依頼がありました。スンバコは生活困窮の人々に時々配布される米や油、塩など9種類の生活必需品のことをいいます。日本から在イのメンバーを通して支援を行いました。このことをきっかけに、私たちの関係している現地NGOに連絡をして状況を伺いつつ支援を始めました。
毎年、障害のある子どもへ奨学金を援助している「ソロCBR(地域を基本としたリハビリ)センター」のディレクター・マラトモさんに、日本の8月定例会にオンラインで参加していただき、ソロの様子を話してもらいました。通訳もオンライン参加のジャカルタのメンバーです。ソロでは学校はすべて休校となり、オンラインで授業が行われているそうです。障害のある子も例外ではなく、オンラインで勉強するか、両
親の指導の下、自宅学習となっているそうです。外出時はマスクをつけ、頻繁な手洗いが推奨され、公共の場には石鹸と手洗い場所が設置されたそうです。このような中、オンライン授業を進めるための追加の支援をしました。
南ジャカルタの「障害児学校ヌルアバディ」も20年近く交流しています。当初、J2netから奨学金を出していましたが、ジャカルタの日本企業が支援を引き受けてくださり、ここ数年はフェアトレード支援のみのお付き合いでした。連絡をしたところ、このコロナ禍で失職し学費が払えなくなった家庭が出てきて、さらに運営費を補っていたフェアトレード商品販売もたち行かなくなり、私立校のため教師の給料が支払えなくなったこと等が分かりました。そこで、払えなくなった子どもの学費を、日本から支援することにしました。
タンゲラン地区にある無料の中・高等学校「Sekolah Terbuka」を支援しているアニ先生は元日本人学校の先生です。こちらもコロナで休校になり、オンライン授業をするためのクオーター(インターネット接続プリペイカード)を購入することが大変だったそうです。そのような状況にも関わらず、生徒たちは地域の住民へスンバコを配布したそうです。さらに、この状況下で無料学校の先生が結婚されたという微笑ましいニュースもありました。花婿も花嫁もみなマスク着用。ボランティアの先生がZoomで結婚式を公開。お祝い金は銀行振り込みで、お食事は各家庭に配達されたそうです。
インドネシアにも子ども向けの地域図書館があります。北ジャカルタで読書活動をしている「TBA Cerah」では携帯電話がない、インターネット料金が払えない等でオンライン学習が出来ない子どもたちのために、Wi-fiを無料提供する学習会場を開設しました。子どもたちは勉強道具を持参して、携帯電話を共有して勉強します。この図書館に日本から絵本を届けています。
〇これから
活動は、現地では、奨学金支援、人形劇、工作などで子どもと遊ぶ活動、移動図書館、雑貨販売支援、読書の環境作り、日本では、奨学金支援、絵本の翻訳とインドネシア語絵本作成、雑貨販売支援(国際協力イベントで販売)、インドネシア料理教室等を行っています。
現在インドネシア料理本の出版を計画しています。
日本では冬が近づき感染者が増えてきました。世界各国でも、大変な状況は続いています。それでも私たちは支援を続けていきます。現地でも日本でも、お手伝い下さる方、企業を募集しています。ご協力をお待ちしています。

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