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2021.02.23

J2netじゃかるたより近況

 《J2netジャカルタより近況》

ジャカルタの奨学金グループでは今年度(2020-2021)、チアンジュールエリアの小学生60名と中学生5名の奨学金支援を行っています。
コロナ禍により現地を訪問することはできませんが、先日ジャカルタにいるメンバーがヤヤサン タリアシのAriさん&Etiさんとビデオコールし、近況を伺いました。
タリアシさんによると、周囲はコロナに現実味を感じている人が少ないようで、マスクの着用もなかなか徹底されていないようです。
子どもたちが通う学校は、去年、感染状況が改善したタイミングで2カ月ほど対面授業が行われたようですが、2021年1月以降は、再びオンライン授業に戻っているとのこと。子どもたちは誰かの家に集まって勉強しているようです。先生たちは学校に出勤していて、入れ替わり立ち替わりで登校する子ども達の提出物や配布物の対応をしているようです。
オンライン授業とはいえ、雨季でインターネットの通信環境も芳しくない様子で色々心配です。
また、ジャカルタでは、コロナ禍の影響で、物乞いをする人が増えてきています。中には子どもの姿も見られ、心が痛みます。
先がまだまだ見えない状況ですが、タリアシさんと次年度の支援について話し合いを始めています。

2021.02.11

日本インドネシア協会月刊誌より

 《日本インドネシア協会月刊誌より》

〇おかげさまで20年
1999年にジャカルタ・ジャパン・ネットワーク(J2net) を始めて20年になりました。帯同家族としてジャカルタに住む日本人婦人が中心となって、現地向けの支援、インドネシアの困難な状況に暮らす子ども達を支援することを目的に活動を進めてきました。
当時は1998年の暴動後で日本人の現地支援ボランティアグループが増え始め、私たちも情報交換をするために現地支援ネットワークを作ることにしました。現地の人々にとって私たちは外国人なので、多くの現地団体と連携を作りながら活動を広げました。ソロやバンドン、プンチャックへ、みんなでワイワイ楽しみながら訪問し活動を広げました。訪問した先の皆さんとは、今でも心から楽しく交流をさせていただいています。J2netの活動は、決してインドネシアの子ども達のためだけでなく、参加する日本人メンバーにも活力をくれるもので、不安定な海外生活の現地との垣根を取り払ってくれるものでした。「できることをできる範囲で」をモットーに、専門家ではなく、同じ地球に生きる市民としての国際交流と考えています。
この間、インドネシアの方と結婚し現地に住んでいる方々もメンバーとなってくれました。そして、転勤にもめげず多くの方々が参加し、現在まで続いています。2001年には本帰国したメンバーで日本での活動も始めました。
〇コロナ禍の活動
今年は新型コロナウイルス(covid-19)感染問題で世界中が混乱しています。外出制限や学校閉鎖などがあり、経済にも大きな影響が出ています。インドネシアも例外ではありません。4月早々に連携先である「ストリートチルドレン保護施設KDM」から、スンバコ配布への協力依頼がありました。スンバコは生活困窮の人々に時々配布される米や油、塩など9種類の生活必需品のことをいいます。日本から在イのメンバーを通して支援を行いました。このことをきっかけに、私たちの関係している現地NGOに連絡をして状況を伺いつつ支援を始めました。
毎年、障害のある子どもへ奨学金を援助している「ソロCBR(地域を基本としたリハビリ)センター」のディレクター・マラトモさんに、日本の8月定例会にオンラインで参加していただき、ソロの様子を話してもらいました。通訳もオンライン参加のジャカルタのメンバーです。ソロでは学校はすべて休校となり、オンラインで授業が行われているそうです。障害のある子も例外ではなく、オンラインで勉強するか、両
親の指導の下、自宅学習となっているそうです。外出時はマスクをつけ、頻繁な手洗いが推奨され、公共の場には石鹸と手洗い場所が設置されたそうです。このような中、オンライン授業を進めるための追加の支援をしました。
南ジャカルタの「障害児学校ヌルアバディ」も20年近く交流しています。当初、J2netから奨学金を出していましたが、ジャカルタの日本企業が支援を引き受けてくださり、ここ数年はフェアトレード支援のみのお付き合いでした。連絡をしたところ、このコロナ禍で失職し学費が払えなくなった家庭が出てきて、さらに運営費を補っていたフェアトレード商品販売もたち行かなくなり、私立校のため教師の給料が支払えなくなったこと等が分かりました。そこで、払えなくなった子どもの学費を、日本から支援することにしました。
タンゲラン地区にある無料の中・高等学校「Sekolah Terbuka」を支援しているアニ先生は元日本人学校の先生です。こちらもコロナで休校になり、オンライン授業をするためのクオーター(インターネット接続プリペイカード)を購入することが大変だったそうです。そのような状況にも関わらず、生徒たちは地域の住民へスンバコを配布したそうです。さらに、この状況下で無料学校の先生が結婚されたという微笑ましいニュースもありました。花婿も花嫁もみなマスク着用。ボランティアの先生がZoomで結婚式を公開。お祝い金は銀行振り込みで、お食事は各家庭に配達されたそうです。
インドネシアにも子ども向けの地域図書館があります。北ジャカルタで読書活動をしている「TBA Cerah」では携帯電話がない、インターネット料金が払えない等でオンライン学習が出来ない子どもたちのために、Wi-fiを無料提供する学習会場を開設しました。子どもたちは勉強道具を持参して、携帯電話を共有して勉強します。この図書館に日本から絵本を届けています。
〇これから
活動は、現地では、奨学金支援、人形劇、工作などで子どもと遊ぶ活動、移動図書館、雑貨販売支援、読書の環境作り、日本では、奨学金支援、絵本の翻訳とインドネシア語絵本作成、雑貨販売支援(国際協力イベントで販売)、インドネシア料理教室等を行っています。
現在インドネシア料理本の出版を計画しています。
日本では冬が近づき感染者が増えてきました。世界各国でも、大変な状況は続いています。それでも私たちは支援を続けていきます。現地でも日本でも、お手伝い下さる方、企業を募集しています。ご協力をお待ちしています。

2021.02.03

【チャリティーカレンダー2021 寄付金額のご報告】

 【チャリティーカレンダー2021 寄付金額のご報告】

ジャカルタ在住時に開催していたチャリティーのブーケレッスン。10ヶ月の開催で約700人と想像を遥かに超えた、沢山の方々にご参加頂きました。そんな思い出を本帰国の際にチャリティーカレンダーとして販売したのがきっかけのこの活動は、今回で9年目となりました。
インドネシアは貧富の差が激しく、学校に通う事ができず路上で物乞いをしている子供達を未だに沢山見かけます。そんな子供達を全て支援することは出来ません。しかしながら、日本のように学校に通い、進学する事は、決して当たり前でない事を肌で感じ、何か自分にできる事はないか?そう思いボランティア活動を始めました。そして、せっかくここまで続けてきたのだから、精一杯やってみよう。そんなシンプルな思いで本帰国後の今も販売に至っております。
毎年ご購入してくださる皆様がいてこそ成り立つチャリティーカレンダー。
そしてインドネシアで出会った親友達やが手伝ってくれるからこそ持続可能となったチャリティーカレンダー。
この9年間で関わった全ての皆様と共に作り上げいるカレンダーであることを再認識させていただいております。
沢山の方のお力で販売できる事を心から幸せに感じています。
カレンダーを購入することで、チャリティー活動に参加し、また応援してくださった全ての方にこの場をお借りしてお礼申し上げます。
次回は10冊目(10年目)のカレンダーとなります。少し気が早いですが、どうぞ次回もチャリティーカレンダーにご参加頂ければ幸いです。今後ともよろしくお願い申し上げます。
本当にありがとうございました。
Hormat saya, 
  新古康子(swinco)
⚫︎販売数 1000冊
日本 995
ジャカルタ 5
⚫︎寄付金額
316,272円
利益を全額を、J2netジャパン @jakartajapannetwork に2021年1月18日付でに寄付致しました事ご報告致します。

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