日本ニュース

2016.05.18

ブンクルの日本語学校 WASABI 訪問

 2015年10月号で紹介されていた佐藤紀さんと同じ日本語パートナーズの1期の一人として一昨年10月より9か月間ジャカルタに派遣されておりました山内加寿子です。2期の佐藤さんとのご縁でJ2netに入れていただきました。

 2月にジャカルタに行きの機会を得て、今回少し足を延ばしてスマトラのブンクルにあるWASABIという日本語学校を訪れました。昨年できたばかりの学校です。こちらの先生との出会いは、ジャカルタのKINOKUNIYA書店でした。多くの日本語教材を購入している青年に声をかけると、流ちょうな日本語で日本語学校を始めるとのお話、是非機会があったら訪ねたいと名刺交換をしたことが今回の訪問のきっかけでした。

 

 学校では、小学生から社会人までの20名ほどの生徒が勉強していました。1回2時間授業で3か月24回の授業料は5000円程度でした。お金を払って勉強したいという彼らのモチベーションはとても高く、二度開いたワークショップでは委員会を結成、大活躍してくれました。ワークショップの中で私は、桜の木について紹介し、日本の四季についてお話して、最後に切り紙の桜をみんなでたくさん作って、壁に桜を咲かせました。また書道も体験してもらいました。委員会のみんなは、ほうき、東京タワーのあやとり、けん玉、かるた、漫画のセリフをひらがなで書いてみるなどのコーナーを作り、参加者の皆さんに楽しんでもらっていました。生徒たちは前日からけん玉、あやとりの猛練習。日本に対する興味、関心の高さを感じました。後日、先生からワークショップ後に生徒たちの学習意欲が大いに高まりましたとメールがあり、大変嬉しく思いました。また、集まってくれた高校生、大学生、子供たち、その親御さん、皆さんにも、少しでも日本のことが伝わり、日本を好きになってくれたらと思うばかりです。

 

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