ニュースレター

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2024.04.04

チアンジュール地震・被災者支援

 2024年2月29日、1年3ヶ月前に大地震があったチアンジュールで支援活動をしているヤヤサン タリ アシと連携して、小学校を3校訪問して、文房具を渡しました。

今回は、裕福でない家庭の子供たちに対して、低学年には鉛筆・鉛筆削り・消しゴムのセットを、高学年にはボールペン・修正液のセットを用意して、それぞれに折り紙を添えました。また、ノートを全員の子供に用意しました。

朝、文房具を車に乗せてジャカルタを出発し、チアンジュールへ。そこでヤヤサン タリ アシのアリさんエティさんご夫妻と合流して、小学校に向かいました。

お昼ごろにパモヤナン小学校に到着し、さっそく文房具をお渡ししました。標高の高い場所にあるパモヤナン小学校の生徒は、ほぼ全員が裕福でない家庭の子供です。

子供を小学校に通わせることを当然だとは思っていない親がいるので、説得して小学校に通わせていると、校長先生がおっしゃっていました。

地震直後は運動場で授業をしていましたが、教室の修復が終わり、教室で授業ができるようになりました。教室の中は、子供たちが学校に来たくなるような、楽しい装飾がいっぱいでした。

チワレンペウンタス小学校は、全校生徒のうち70パーセントが裕福でない家庭の子供です。地震の影響で、図書室が損害を受けて、まだ修復でできていません。雨漏りして、窓が壊れているので、本が傷んでいました。

レウェウングダタール小学校は、全校生徒のうち75パーセントが裕福でない家庭の子供です。この小学校は、スマホを持っている子供もいれば、学用品を買うのが難しい子供もいる、学校内の格差の大きい小学校です。

どの小学校でも、子供たちが、車から荷物を運ぶのを積極的に手伝って、笑顔で迎えてくれました。代表で文房具を受け取った子供たちは、かわいい絵が入ったノートを手にして、嬉しそうな様子でした。

これからも、J2NETは、ヤヤサン タリ アシと連携して、チアンジュールの方々を支援していきます。

2024.03.08

チアンジュール訪問報告

 2022年11月に地震が起きたチアンジュールには、今も支援を必要としている人たちがたくさんいます。
2024年1月25日、現地で支援活動をしているヤヤサン タリアシと連携して、栄養不良の子どもがいる世帯と貧困高齢者世帯にスンバコ(生活必需品)を
届けに行きました。J2ネットからは3名が参加しました。
 今回お渡ししたスンバコには、お米、小麦粉、砂糖、ケチャップマニス、食用油、某日系企業様より寄贈いただいたお肉、そして栄養不良の子どもがいる世帯には乳幼児向けの粉ミルクを入れました。
 朝、食用油、粉ミルク、お肉を車に乗せてジャカルタを出発し、チアンジュールへ。ヤヤサン タリアシのアリさんエティさんご夫妻と合流し、J2ネットからの寄付金で調達して下さったお米、小麦粉、砂糖、ケチャップマニスを入れてスンバコを作りました。
 お昼ごろ「チカニュレ村」に到着し、早速スンバコをお渡ししました。
 1才2ヶ月の子どもがいるお宅を訪問しましたが、栄養不良のためか少し小柄に見えました。
 別の高齢者世帯では台所を見せていただきましたが、薪で火を起こして調理していることがわかりました。
 「カウング ルウック村」でもスンバコをお渡ししました。栄養不良にも関わらず、元気いっぱいの子ども達がたくさんいました。
 今回のチアンジュールへの支援には、インドネシアにある某食用油製造販売会社様、某日系食品会社様、じゃかるた新聞様、ジャカルタ在住の日本人の皆さまのご協力を承りました。
J2ネットのメンバー一同、心から感謝申し上げます。
 これからもJ2ネットは、ヤヤサン タリアシと連携して、チアンジュールの方々を支援していきます。

2024.02.11

J2net エプロン

J2netエプロンにはたくさんの方々にご協力いただいています。

布の問屋街•タナアバンにエプロンの生地を買いに行き、
購入した生地はバイクタクシー•Gojekでその日のうちに縫製に届けます。
日本へ届いら、メンバーで検品作業!
皆様も是非お手にとってみてくださいね。


経費を除いた収益金を

インドネシアの子ども達に還元しています🩷

引き続き、ご協力をよろしくお願いいたします🙏

2024.02.11

シェルム弦楽四重奏団 インドネシアKDMでの活動報告‼️

【いざ!KDM へ】

KDM と音楽  ―シェルム弦楽四重奏団と共にー

インドネシア・ツアーの6日目、快適な鉄道の旅によってバンドンからジャカルタに戻っ た私と演奏家3名は、大勢の人々でにぎわう昼のガンビール駅で J2 ネットの皆さんと無事 に合流し、ストリートチルドレン養護施設の KDM へ向かいました。

到着すると、現地待ち合わせのじゃかるた新聞の青山さん、ヤマハの井土さん、優しい笑 顔の KDM の先生方と初対面の挨拶を交わした後、先生に敷地内の施設についてご案内頂 きました。その時にあちこちで、恥ずかしそうに微笑む小学生から中・高校生くらいの子ど もたちや、一体何者?と不思議そうに様子を伺っている年少の子どもたちの視線に、私たち のワクワク感も高まっていきました。

KDM は J2ネットさんが長年交流を続けている児童養護施設なので、日本人の訪問者に は慣れているのでしょうが、私たちのように全員が、よくわからない細長く四角い鞄らしき もの(=楽器ケース)を背負いながら敷地内を歩く姿は、子どもたちにはさぞ物珍しかった だろうと思います。次いで、インドネシアでの私たちの活動について、少しお話致します。

【インドネシアでの音楽アウトリーチ活動】

私は、シェルム弦楽四重奏団と共に 2015 年から毎年、インドネシアやマレーシアなどア ジアの国への演奏旅行を実施しています。訪問国では一般向けのコンサート会場での演奏 とは別に、音楽によるアウトリーチ活動、つまり演奏家の方が出向いて、児童を含む地域の 人々へ音楽を届けに行くという活動もしています。コロナ禍による約4年の活動休止を終 え、2023 年 10 月には念願のツアーが再開した中、今回は、以前からこの活動を通して交流 のある J2 ネットさんのご紹介で、KDM を訪問することになりました。

【KDM の子どもたちとの音楽交流】

敷地内の東屋風の、屋根と四方を囲む柱だけがある多目的広場には、既に椅子や演奏場所 の準備がされてあり、さっそく演奏家たちが譜面台や楽器の準備を始めると、少しずつ子ど もたちが集まり始め、その様子を興味深そうに遠くから見つめていました。

準備が整うと同時にスタートです。演奏家たちは簡単な自己紹介の後、弦楽器について子 どもたちとの楽しい Q&A を盛り込みながら説明し、続いてクラシック音楽、子どもたち もよく知る子供向けの映画音楽、子どもにもなじみ深いジャワの有名な伝承曲などを演奏 しました。最後に、楽器体験時間を設け、希望する子どもたちと先生が、日本から持参した

児童用サイズのヴァイオリン演奏に挑戦しました。

【自由に音楽を感じるということ】

終始、子どもたちは思い思いの場所に座ったり立ったりしながら、あるいは、時々、東屋 の外に出ては、ふらっとまた戻ってきて座って聴く、というように、ゆったりとした様子で 私たちの活動に参加してくれていました。集中して無言で聴いている子たちもいる一方で、 ある二人の女児は、演奏家のすぐ前でお互いに向かい合い、演奏を BGM に「アルプス一万 尺」風の手遊びをしていました。音楽の感じ方、楽しみ方は、人それぞれです。今回のアウ トリーチ活動のような場合では、一般的なコンサート会場の観客のように、椅子に行儀よく 座って演奏者の方だけを向いて静かに聴く、というスタイルではなく、子どもたちに自由に 聴いてもらうことに意味があると思っています。演奏した曲や演奏する楽器にとても興味 を持っていた子、あまり関心を持っていなかった子、楽器体験をもっと続けたそうにしてい た子等など、反応は本当に様々でした。曲の好き嫌いも様々だったと思います。

もちろん子どもたちが音楽や楽器に興味を持ってくれたらとても嬉しいですが、そうで はなくても、自分自身の感じ方が「経験」として子どもたちの中に残ることが大切だと考え ます。その「経験」がいつまでも彼らの記憶に残るか否かは、ここでは重要ではありません。

ほぼ屋外ともいえる演奏場所は、じっとり汗をかく暑さでしたが、時折感じる快適な風に 譜面台の楽譜が飛ばされるアクシデントが発生したため、急遽先生に洗濯ばさみをお借り して対応しました。演奏者の「ほうら、うまく解決したでしょう?」とばかりに得意顔をす る姿が子どもたちの笑いを誘うなど、全体的にほのぼのとした空気が流れる時間でした。

【音楽アウトリーチは双方向型の活動】

音楽アウトリーチ活動は、演奏者側が一方的に音楽を届けるだけでなく、参加者側から活 動実施者が得るものがある「双方向型の活動」です。実際、今回の訪問で私たちは他の訪問 先と同様に、活動の意義や活動方法・内容について短時間ながら学ばせて頂くことができま した。得られたものを今後の活動に生かしていこうと思います。

最後に、J2 ネットの皆さんのきめ細かいご準備とご配慮への感謝を述べたいと思います。 またご一緒に活動できる機会を、楽しみにしております。

今回の訪問演奏家: シェルム弦楽四重奏団より

木野雅之(ヴァイオリン)、

松野木拓人(ヴァイオリン)、

池田海渡(ヴィオラ)

国際交流音楽プログラム プロデューサー

松野木 京子

2023.12.16

ジャカルタ活動報告〜カットボランティア

2023年9月6~8日の3日間、

KDMとSDK Pa van der Steurの2か所で、

nobuのスタイリストさんとそのご友人(日本から3名もご来訪✨)の皆さまによる

カットボランティアのアテンドをしました。

トップスタイリストの技で素敵な髪形に変身した姿を見て、

笑顔になる子どもたちを見ていて、

こちらも嬉しくなりました💕

2023.11.04

GFJ2023 オンライン配信 ご視聴ありがとうございました!

世界をつくる国際協力。仲間は多いほうがいい!」

というテーマで開催された

『グローバルフェスタJapan2023』

今年はサブステージ•オンライン配信で参加させていただきました!

J2netのテーマは

『いま改めて、インドネシアの困難な状況に暮らす子ども達を考える!』

インドネシアの現状、J2netの活動紹介にはじまり、東京とジャカルタを繋ぎ、今の現地の様子、食文化を生配信でお伝えしました🇯🇵🇮🇩

皆様からいただいたご質問にもお答えし、盛りだくさんの内容でお届けしました✨

活動のスライドの一部と楽しい配信の様子をお写真でご覧ください😃

2004年に日比谷公園で初参加させていただいたグローバルフェスタも、オンラインでジャカルタメンバーとも一緒に参加できるようになりました✨

この20年の目覚ましい発達を感じます。

来年は再び会場で参加できることを願いつつ🙏

Terima kasih banyak❤️

2023.11.04

ボゴールにある幼稚園「Ra Darul Rahim」訪問報告

2019年7月にJ2ネット内にあった人形劇のTim Ceritaで訪問以来、4年ぶりに行くことができました。

車を降りた途端、幼稚園の可愛い子ども達と先生方が日本とインドネシアの旗を振りながら歌を歌って迎えて下さり、胸がいっぱいになりました。

コロナ禍を経て園舎は別の場所に移りましたが、ボゴールの大自然に囲まれた素晴らしい環境と温かい雰囲気や盛大なおもてなしは変わらず、先生方も4年ぶりの再会を大変喜んで下さいました。

コンサートでは、リトミックと大きなカブの劇を中心に手遊びなども行いました。

大きなカブでは、孫や動物の役を子ども達にお願いしたところたくさんの子が手を挙げてくれて、カブをひっぱる長い列ができ、大盛り上がりでした!

最後は歌に合わせて楽器を子ども達に叩いてもらい、一体感が生まれたように思います。

今回訪問した幼稚園と同じ系列の幼稚園が他に3園あるので、そちらにもぜひ来て欲しいとオファーをいただきましたので、来月か再来月に、またぜひ伺えたらと思います。

2023.08.23

Nur Abadi訪問報告

 南ジャカルタにある養護学校「Nur Abadi」

🏫

コロナ禍を乗り越え、3年振りに劇やリトミック、手遊び歌を中心としたパフォーマンスを届けてきました🎵

子ども達全力で楽しんでくれているのが伝わってきて、幸せな気持ちなり、またたくさんのパワーをもらいました⭐️

Terima kasih banyak💕

2023.07.28

KDM 訪問報告

久しぶりに音楽と絵本のパフォーマンスを届けてきました!

7月7日、事情があって親と一緒に暮らせないインドネシアの子供たちが暮らす寄宿学校、Yayasan KDMを訪問し、コロナ後は初となる音楽と絵本のパフォーマンスを届けてきました。

キンダーから中学生までが暮らし学んでいる学校ですが、大きい子たちは小さい子たちのことを気遣いながら、本人たちも全力で一緒に楽しんでくれていて、訪問した私たちもとても楽しい時間を過ごしました。

子どもたちが大好きな「ベビーシャーク」で始まり、ディズニーの映画「リトルマーメイド」から「アンダーザシー」や「パートオブユアワールド」などの歌とダンスを演奏。インドネシア語のリトミックでは、子供たちが目をきらきらさせながら参加してくれました。速くなったり、遅くなったり、急に止まったりするピアノに合わせて手拍子。子供たちは一生懸命、ピアノの音に集中しながら参加してくれました。

そして、絵本「はらぺこあおむし」のインドネシア語での読み聞かせを行った後には、「はらぺこあおむし」の歌とピアノの演奏と共に巨大なはらぺこあおむしの着ぐるみが登場。子供たちにはあらかじめ、絵本に登場するのと同じ果物やお菓子、食べ物のぬいぐるみを手渡して、あおむしさんに食べさせてもらいました。あおむしがさなぎになり(茶色い布の後ろに隠れて)、蝶々に変身して登場したときには子供たちから大きな笑顔と共に歓声が上がりました。

最後はインドネシアで有名な「SAYONARA」をみんなで一緒に歌い、お土産の折り紙「ぱくぱく」を一人一人に手渡して締めくくりました。

パフォーマンスの後は、一人一人お礼を言いにきてくれました。そっとこちらの右手を取り、自分のおでこやほっぺたに優しく触れるインドネシアの挨拶。コロナを経て久々にその挨拶をしてもらい感無量。子供たちに笑顔で手を振ってもらい、「また来るね!」と約束して後にしてきました。」                                

尚、今回のパフォーマンスはJakarta Nyaman PJTで演奏活動を行ってきたJ2メンバーが中心となって実現しました。コロナ禍を経てジャカルタの各ボランティア団体の人数が減ったり、ローカル施設への訪問が定期的に行えなかったり、いろいろと課題もある中、今後は団体の垣根を越えて、それぞれの強みを掛け合わせて協力しながら、インドネシアの子どもたちの支援の輪を広げていけたらと思っています。

2023.07.26

2022年度の絵本寄贈について~ご報告③

 ≪インドネシアの子どもたちから笑顔のメッセージが届きました!≫

最終回は、都内の中学生ほか、有志の皆様が増刷してくださった絵本を届けた、マルク州ドゥラ島トゥアル市にある地域文庫(Taman Bacaan)、”Taman Baca AKSARA” から届いたメッセージです。

“Taman Baca AKSARA” のあるマルク州は、インドネシア東部に位置するマルク諸島の南部を占める州で(北部は北マルク州という別の州)、セラム島やアンボン島などを始め、たくさんの島々で構成されています。

州の面積のうち約9割が海で、州内の交通手段は主に船・フェリーに頼っている話も、地図を見れば納得。世界有数の島嶼(しょ)国インドネシアを実感する、そんな地域です。

ドゥラ島は、マルク州の南東部にあるケイ・クチル島と橋一本でつながっている島で、その中心地がトゥアル(Tual)市です。調べてみたところ、海沿いには白い砂浜の美しい景色が広がり、海の恵みと緑に満ちた自然豊かなところのようです。

本好きの子どもたちが集まる “Taman Baca AKSARA” は、市の中心地近くにあり、Nihmaさんが運営されています。

遠く離れたTBとご縁ができたのは、今回もインドネシアTBM全国ネットワーク組織 ”1001buku” のご協力あってのこと。日本からでは現地の状況が分かりにくく、私たちのネットワークだけでは地方のTBや施設とつながることは難しいですが、熱心に活動しているTBを”1001buku” からご紹介いただき、絵本を届けることになりました。

先方から届いた写真に、お箸を使って魚を食べる様子が描かれた絵本を読んでいる女の子の姿が映っています。海の幸が豊富な地域ですから、魚を食べることは慣れていると思われますが、何やら細くて短い棒(=箸)を2本使いながら魚を食べる絵本の中の男の子を見て、どんな風に感じたでしょう。「あれ?」「変なの?」「これは何?」。1冊の本が彼女の好奇心をくすぐった、そんな瞬間だったのではないでしょうか。

公的図書館などの施設が十分でない地域においては、地域文庫TBの果たす役割は大きく、Nihmaさんのように個人で普及活動に取り組む方々が読書啓蒙活動を支えています。私たちJ2netは、これからも地域で普及活動をしているTBに関心を寄せ続け、もっと本を読みたいと願う子どもたちに翻訳絵本などを届けていきたいと思っています。

私たちの絵本寄贈プロジェクトは、たくさんの方のご協力で成り立っています。1冊1冊の絵本に皆さまの温かい思いやりやエールの気持ちを乗せて、インドネシアの子どもたちへ届けております。翻訳絵本を送る活動にご関心お持ちの皆さま、いつでもご参加をお待ちしています。

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