日本ニュース
2014.10.21
日本在住インドネシア人あってのJ2netジャパン!
1999 年にジャカルタで発足した J2net。駐在員婦人の集まりですから、想いとは裏腹に必ず帰国が訪 れます。2001 年には発足当初のメンバーの大半は日本へ帰国。そこで日本でも活動を続けるために J2net ジャパンができました。
インドネシアの子ども達の集まる現場のない日本では、奨学金支援と日本の絵本をインドネシア語に 翻訳する活動が中心となります。その日本での活動に欠かせないのが、日本在住のインドネシア人の 方々です。インドネシア語の添削を中心に今でも J2net ジャパンの活動にご協力いただいています。
インドネシア語の添削に始まったご協 力はそれに留まらず、国際理解教室(学 校でインドネシア文化を紹介する活動) ではジャワダンスやバリダンスを披露し てくれたり、毎年 10 月に行われる「グロ ーバルフェスタ」では積極的にお手伝い をしてくれています。そして時には、イ ンドネシア料理好きなメンバーのために、 インドネシア料理を作って振る舞ってく れています。インドネシア人主婦の皆さ んが作るインドネシア料理は天下一品です!懐かしい香りのする、愛情のこもった家庭料理は涙が出る ほど美味しいのですから。
私たちの活動は、日本の皆さんにインドネシアをご紹介 し、身近に感じていただくことも目的としています。そこ で昨年「インドネシア料理教室」を開講することとしまし た。その原動力となったのは日本在住 18 年の雑賀ティテ ィンさんです。ご自宅で、Ayam Semur(鶏肉の煮込み) Sup Brenebon(豆スープ) Siomai Goreng( 揚げ焼売) Gado Gado(サラダ) Bubur Ketan Hitam(黒いもち米のデ ザート)を作って持って来てくれ、当日は Gulai Ikan(魚 カレー) Perkedel Jagung(とうもろこしのかき揚げ) をデモンストレーションするという、それは豪華なお料理 教室となりました。それが評判を呼び、リピーターもでき、 J2net ジャパン「インドネシア料理教室」の土台ができあ がりました。これは紛れもなくティティンさんのおかげです。
そのティティンさんが、この8月ご主人のジャカルタ転勤に伴い渡イされました。この 13 年間、翻 訳、ダンス、そして「お料理教室」を継続可能なものにしていただき、ありがとうございました。ここ に感謝の気持ちをこめて、お伝えさせていただきます。ジャカルタでの益々のご活躍をお祈りしていま す。
日本在住インドネシア人の方々のご協力なくして今のJ2netジャパンの活動がなかったことは十分お わかりいただけたものと思います。これからも、皆様にお手伝いいただきながら、実りある活動を目指 していきます。日本在住で、活動にご興味のあるインドネシア人の皆様、ご連絡をお待ちしています。 インドネシアと日本を結ぶ架け橋となりませんか。 jakarta-japan-network@gmail.com まで、メールしてくださいね♪
☆写真の説明:右上は、東京都立新宿養護学校で、重い障害の子どもたちの放課後グループ「ひまわり」で インドネシアの踊りと音楽をご紹介しました。青い衣装の右から 2 番目がティティンさん。左下は、お料理 教室の完成記念撮影。前列右から、渡辺りりさん、桶谷スハルシさん、雑賀ティティンさん。