ニュースレター

2020.03.01

Zakka Pelangi 活動報告

 <Zakka Pelangi 活動報告>

シナールプランギ訪問とZakka Pelangi J2netからシナールプランギへの寄付について

11/25(月)’19にジャカルタの東部に位置するブカシにあるシナールプランギと言う財団を訪問し、シスターアンドレにお話を伺って来ました。

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その前に、インドネシアってどんな所でしょうか?
インドネシア共和国は経済が発展しているものの貧富の差が激しく、学校に通えない子供達がいます。
医療費は高く、以前は病気になって病院での治療が必要でも前金が支払えず、治療を断念せざるを得ないケースが多くありました。
2014年1月に「医療保険実施機関」(BPJS Health3)が設置され、医療保険制度が施行され状況は格段に改善されましたが、経済的に困窮してる全ての人がBPJSの恩恵に被られているわけではありません。

シナールプランギは、1989年4月14日に設立され、人種、宗教、言語、およびその他の社会的背景を区別せず、医療(健康)に従事する非営利の財団です。施設内にはクリニック、手術前後の宿泊施設、リハビリ施設、孤児院、障がい者の働ける工房等があります。有料老人ホームも出来上がり、来年1月には何名かの入居者が入る予定だそうです。
医療活動としては、困窮した家庭の身体障害児の手術やリハビリなどを行っています。
また孤児の子供達や扶養能力のない家庭の子供達を養育し教育を与え、子供達が将来社会で自立出来る様、支援しています。
現在シナールプランギでは38人の子供達が生活しています。
他にも身体的障害があり職を得難い人達に技術を教え、働く機会を提供しています。

オランダ出身のシスターアンドレは、当初フランシスコ会のイエスとマリアの聖心会(FCJM)の活動について周りに全く理解されず、道のりは非常に困難なことが多くあったと仰っていました。その後徐々に口コミで広まった活動により、患者はアチェからパプアまで、全国各地から来ているそうです。
支援を募る宣伝などをされているかお聞きしたところ、必要なお金は、神(Lord)のお導きにより入って来ると仰っていました。
インドネシアの国籍を取得されたシスターアンドレは、本来インドネシアの支援はインドネシア人がしなければならないと仰っていた言葉が印象的でした。
どんな困難にも屈せず、信念を持って活動を続けているシスターアンドレは現在76歳ですが、今でもパプア、マラン等の奥地の孤児院などを訪れ、精力的に活動されています。

11/25(月)’19 J2netの活動のひとつであるZakka Pelangiは、バザーで得た収益からRP30,000,000をシナールプランギに寄付しました。
寄付金の内容は下記通りです。

1)Devinkaと言う2歳5ヶ月の女の子の(CTEV)先天性
内反足の手術代及び治療費 RP12,082,402

2)Yandroと言う16歳の少年の
(Cleft & Craniofacial)クラニオ(頭蓋骨)とフェ
イシャル(顔面骨)の病気や変形を治す手術及び
治療費 RP11,047,000

差額は今後Devinkaの栄養摂取の為に必要な粉ミルクと、特別な靴やリハビリなどに寄付金を当ててもらう予定です。

Zakka Pelangiの今後のバザーの予定
・2月2日(日)’20 JJC 新春感謝祭
・2月13日(木)’20 ワークショップパサール@PAPOEA by Nature
・2月28日(金)、29日(土)’20
ペンギンマーケット

バティック柄のエプロンや甚平、巾着、天然成分の蚊除けスプレーなどご用意しております。皆様のお越しをお待ち申し上げます。

Zakka Pelangi J2net 田熊明子

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