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2021.09.26

インドネシアの鯨漁の人々のドキュメンタリー映画

「くじらびと」

新宿ピカデリー他全国公開されています⭐️

本当に感動したので、是非ご覧ください💕

 まず、感じたのは、インドネシア、ラマレラ村の命がけの捕鯨は日本の商業捕鯨とはまったく違うということです。

日本の捕鯨を、グリーンピースや他国がとやかくいうのは、日本の文化を否定するもので、口を出すな!みたいに少し考えていました。

 しかし、この映画を観て、まったく違うものと痛感しました。たぶん、江戸時代の串本や勝浦の捕鯨はラマレラ村と同じようだったのだろうと思いました。現在の日本の捕鯨は、大きな船で、誰も危なくなく、ノスタルジーだけで食されるように見えます。(実態が分からないので余り言えないのですが)

 ラマレラ村では年に10頭取れれば、1500人の村の経済は回るそうで、現実に必要な捕鯨です。反捕鯨団体が職業指導も含め関わりを持ったそうですが、ダメだったようです。

 そういった感想はともかく、とてもきれいな映像で、監督の石川さんは1997年より村で取材を始めたそうです。手漕ぎの舟に一緒に乗って撮影をするなんて、凄いです。また、ドローンができたことで、上空からの映像が凄い。鯨の動きも人間と同じように見えて、鯨と人間の命をかけた闘いを見ることができます。

 ほんとうに感動します。時間が午前中だけなのですが、ぜひどうぞ。インドネシア語は出てきますが、ラマレラ語があるようです。(小林)

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